ヨーロッパやアメリカではロゼワインの人気が急上昇。
特にフランスでは白ワインを追い越してワイン消費の約40%がロゼワインです。
そんななか日本ではロゼワインのシェアは1%未満。何故?
これを皆が知らないのはもったいない!
本当においしいロゼワインをもっと楽しんでもらいたい!
季節ごとに座談会形式で、お届けするワインを厳選。
ワイン初心者から愛好家の方まで楽しんでいただけるワインをお届けします。
大手飲食業マーケティング部、ニューヨークに本社を置く総合外食業取締役を経て、Winartの創刊から主筆として参画。その後「WHY NOT?」「WINE-WHAT?」などの雑誌にも参画。日本におけるワインとは何かを問い続けるワイン評論家。コンサルタント、大学講師としても活躍中。著書に、「試したくなる。おいしいワインに出会う本(主婦の友社)」など。日本橋浜町ワインサロン主宰。
大手小売業を経て、フィールドをバー、レストラン、ワインに移します。 シェフ・ソムリエを努める渋谷ベッドでは様々な産地のワインを顧客の好みに応じて、料理に合わせて提供するクオリティに定評がある。
ワインの情報や相性の良い料理などもご一緒にお届け。
楽しみながら学べます。
お好みやご感想もお伝えください。
昨今のロゼワインブームを牽引するのはやはりフランス。生産量は世界1位、消費も白ワインより多く楽しまれています。そんなフランスのロゼワインの産地といえば南フランス。そのなかでワインコミュニケイトが選んだのはバンドールとタヴェル。バンドールは長く素晴らしいロゼワインを産み出し、タヴェルはここ10数年のオーガニック・ブームにより品質をあらためて向上させた産地です。あなたのワインライフに厳選のロゼワインを。
強固なミネラルと強い太陽を感じさせるパワー感とムールヴェードル品種特有のがっつりとした逞しさがありつつ、野卑な側面を見せず、過剰なアルコール感などなく、海に近い畑ならではの穏やかなまとまりが品位を感じさせる、スケールの大きな、ダイナミックなワイン。一見軽やかでいて内面の充実が素晴らしく、余韻も長く、銘醸地としか言いようのない風格・存在感がずっと印象に残る。
バンドールはプロヴァンスのなかでも最も可能性のあるテロワール。偉大な赤ワインのスピンオフを毎年造られている、フランスワインのロゼのなかで高級レストランのワインリストに掲載されているのは多くはバンドールではないでしょうか?そんなどこかよそ行きのキャラクターを感じさせてくれるワインです。
ちょっと良い事があったときや、小さなお祝い事。自分や大切な人をほめたい時にオススメ。プティ・ゴージャスなワインです。
豚肉を使った料理。ローストポーク、カツレツなど。
相当に濃い色調。腰がしっかりと安定し、果実味は大変にリッチでいて構造が堅牢で、品よく濃密で重心の低い味わいをスッキリと上方に伸ばす。チェリーから花やハーブまでの幅広い香り。大きなボディの中に全面的に複雑な要素が散りばめられつつも有機的な結合があり、ダイナミックな動きを伴って、飲み続けても飽きることがない。
タヴェルは様々な品種のミックスで色々な味わいが楽しめるのが特徴。ロゼワインのなかでは赤ワインに近い色合いながらハーブや小粒の果実味がどこか可愛らしい。バンドールと比較したとき親しみやすさ、素朴さがこのワインの良さ。そして長くビオディナミに取り組んできた結果が表れていてのびのびとした味わいが、飲んでいてリラックスさせてくれます。
のんびりした休日に。久しぶりに会う友人や大切な人と。なごやかな気分のときに。
冬場ならおでんなんか良いですね。レンコンやじゃがいもの入った。